ボールを蹴ってしまう
チームのコーチでの忘年会お子さんをもつコーチより
「うちの子、すぐにボールを蹴ってしまうんですよ。ドリブラーの子が羨ましい。」
とのこと
小学2年生なのですが、確かに蹴ってしまうことが多いと思います。
私からは
「自信がないんですかね。まずはワンタッチする習慣をつけますかね。」
とお話しました。
ただボールを蹴ってしまう とは
なぜ、ただボールを蹴ってしまうのでしょうか。具体的に考えると、
「ボールを蹴る」という選択しかなかった という状況だと思います。
「運ぶドリブルで展開する」
「かわすドリブルで抜かす」
「味方にパスをする」
・・・・
・・・
・・
「ボールを蹴る」
本来なら、多くの選択肢があるはずです。そのあと、比較判断・決断し、技術を使ってプレーするに続きます。
つまり、以下のような練習が必要になります。
- 選択肢を見つけようとしたか?
- 選択肢を見つけたか?
- 判断・決断したか?
- 決断したとおりのプレーができたか?
これらの練習をしていない子に「蹴るな」は、かわいそうかな、と思います。
私の長男も小学5年生くらいまで、ただ蹴る 状態が続いていました。小学4年生からはじめていましたので、1~3の練習はあまりできていなかったんだと思います。
さらにバックで試合に出ることが多かったので、「ワンクリ(ワンタッチクリア)!」という指示。1~3を行う機会も減っていたのでしょう。
「下手なんだから、一度ボールを止めた方がいいんじゃない?」とよく言ったものです。(ただの保護者としての発言です)
低学年の子であれば、
ドリブルが好きな子(相手を抜かしたい子)は、当然のようにドリブルをします。そのドリブルもただ前に進むだけかもしれませんし、横にずらす習慣があれば、横にずらすでしょう。キックするのが好きな子(ボールを力いっぱい蹴りたい子)は、大きく蹴りだすでしょう。
つまり、好きなプレーを選択しているだけで、「1.選択肢を見つけようとしたか?」までたどり着いていないことも多いでしょう。(好きなプレーをするのは、小さい子の特徴であり特権です)
多くの「ただボールを蹴ってしまう」子は、ドリブル(相手を抜かす)よりも蹴るほうが好きなのでしょう。(ドリブルが苦手で、蹴るほうがまだ好きかな。。かもしれません)
「1.選択肢を見つけようとしたか?」の練習に向けては、蹴ってしまう子よりも、ドリブルが好きな子の方が導入しやすいですね。多少なりともボールコントロールする習慣がついているので。
そういう意味でも、小さい子にはドリブルに自信をつけて、ドリブルを好きになってもらいたいですね。
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