罰ゲームに求められる要素
前回、サッカー練習の構成の一部として、罰ゲームをマジメに考えました。(参照「罰ゲームって、どういうもの?」)
練習の精神面への負荷(プレッシャー)として罰ゲームを活用するのに、以下のような要素を注意することを整理しました。
①適切な場所に(誰のどこに):一部に偏らず、みんなの精神面の負荷となること
②適切な量を:次のメニューに影響を与えない程度の量で
③適切な内容で:すぐに始められるようなもの
④適切なタイミングで:ここぞと精神面の負荷をかけたいとき
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罰ゲームメニューと運用
今回は、具体的な罰ゲームメニューと運用を紹介します。
対象はU10以下、主に低学年です。
大人ですと、腕立て、手繋ぎスクワット、もも上げジャンプなど、体力が必要な内容も多いと思います。また、その分いろいろな内容が組めると思います。
U10以下ですと、②や③(量と内容)の観点から体力が必要なものは不適切だったりします。そこで、この年代で①〜④を満たし、さらに楽しいメニューを挙げます。ぜひ参考にしてみてください。
罰ゲームの対象者とタイミング
最初に罰ゲームの対象者とタイミングですが、共通的に以下の運用をしています。①対象:
勝敗のつく練習メニューを実施し、その負けチーム全員チーム内での体力面、技術面の差が大きいため、個人戦での順位付けなどはしていません。ハンデも、ハンデ無しの子が負けた際の不公平感もあるので、おこないません。
むしろ、チーム戦にすることで、それぞれのレベルに応じたチームへの貢献やチーム内でのリーダーシップを期待しています。
④タイミング:
基本的には、練習メニューに慣れたあと、真剣勝負させたい時に罰ゲーム有りを宣言しています。例えば、初めて練習メニューでゆっくりできるようになったあと、本気でスピードをあげて実施したいときに罰ゲーム有りを宣言します。
実施は次のメニューに映る合間に行います。
コーチは次のメニュー準備をしながら、鑑賞します。
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罰ゲームメニュー4種
尻文字(定番ですね)
ポイント:しっかりと勝ちチームに笑ってもらいましょう。
コーチも笑ってほめてあげましょう。
方法:
リーダーを一人決める(一番学年が上の子を指名)
描く絵や文字を決める(四角形や二重丸など)
負けチームは一列、勝ちチームは向かいあって1列で鑑賞
以下は掛け声と流れ
リーダー:「これから尻文字を始めます。」
鑑賞側 :(拍手)
リーダー:「準備!」
メンバー:(後ろを向いて爪先立ち)
リーダー:「イチ! ニ! サン! ヨン!」
メンバー:(掛け声に合わせ、大きく四角の1辺を描く」
鑑賞側 :(爆笑 一人ひとりへのコメントなど)
リーダー:「これで尻文字を終わります!」
鑑賞側 :(拍手)
参考:各文字はシンプルなものがいいと思います。
赤ちゃん言葉(定番ですね)
ポイント:しっかりと勝ちチームに笑ってもらいましょう。
コーチも笑ってほめてあげましょう。
方法:
リーダーを一人決める(一番学年が上の子を指名)
話す言葉を決める(例:ママが好きでちゅ、おっぱいほしいでちゅ)
負けチームは一列、勝ちチームは向かいあって1列で鑑賞
リーダーの合図で一人ずつ、ジェスチャーとあわせて赤ちゃん言葉で話す
変顔スタージャンプ
ポイント:コーチもしっかり笑ってあげましょう。
印象深い変顔や意外な一面が見れたらそれもほめてあげましょう。
もちろん、きれいなスタージャンプがあったら、ほめてあげましょう。
方法:
両手・両足を空中で大きく開くスタージャンプのお遊びです。
回数を決める(例えば一人2回、変顔は2種類必要)
負けチームは縦一列、勝ちチームは横一列で鑑賞
コーチの掛け声でスタート
負けチームのメンバーが一人づつ順番に実施
先頭が スタージャンプ&変顔 その後最後尾に移動
2番目が スタージャンプ&変顔 その後最後尾に移動
これを繰り返す(例えば2周する)
大声で叫ぶ
ポイント:完了しない時は、誰かが振り向いてあげて下さい。
恥ずかしがらず一斉に大きな声が出せるまで頑張りましょう。
方法:
叫ぶ内容を決めるor選ばせる。(例:次は勝ちたい! サッカーが好きだ! 〇〇コーチ好き! から1つ)
リーダーを一人決める(一番学年が上の子を指名)
リーダーの掛け声で、一斉に叫ぶ
遠くにいる誰かが振り向けば、完了(例:グランド内のコーチの誰か一人が振り向けば完了)
振り向くまで、頑張る
ぜひ、練習と組み合わせて実施してみてください。
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