目指す姿の再確認
新年を迎え、指導に関する年間計画を考えていきたいと思います。指導全般とサッカー指導を分けて考えています。
今回はサッカー指導に関する年間計画を考えていきます。
指導全般は前回の「成長に向けて年間計画を考えてみた」を参照。
まずはチームの目指す姿の確認
活動を通して目指す姿うーん、難しそうですね。
いつも楽しく、元気よく、子どもは一生懸命・大人は冷静
指導を通して目指す姿
オンもオフも健全な子 自ら考え表現できる子
サッカー指導を通して目指す選手像
圧倒的な技術に支えられ、どこでも高いパフォーマンスを発揮する選手
さらに。。
担当しているU10チームの特徴として、以下の点があります。
そこで、子どもたち一人ひとりをきめ細かくみていこうと思います。
- 学年が4年生から1年生まで幅広いこと
- 昨シーズンから同カテゴリで参加していたメンバもいること(サッカーの経験も開きがある)
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一年後の目標を設定
考えるサッカーの入口として、技術面、戦術面で基礎となる思考、動きを身につけること、を目標に進めていこうと思います。具体的には、以下のような目標です。
個人技術の目標
プレッシャーが弱い状況で、ボール保持時もルックアップできる技術・習慣の獲得。プレッシャーが強い状況では周囲のサポートの下、ボールを扱える技術を持つこと。シュートを打つことは、(特別でなく)普通なこと、いう習慣をもつこと。(ドリブルやパス回しと同じようにシュートも普通のこと)
守備は、ボールと自分との距離に応じた守り方を身につける。(1対1に持ち込み粘り強く、パスカット、ファーストタッチをねらうなど)
個人戦術の目標
判断あるプレーの実現特にオフザボールでの意図を持ったプレーの実現
(型にハマったプレーを繰り返すのではなく、判断してプレーすること)
グループ戦術の目標
コンパクトなサッカーの実現(お団子ではない)サイドから逆サイドへの展開(広く見る習慣)
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年間計画
何を変化させて年間の計画とするか
年間計画立案にあたり、どのような点を考慮するかを整理します。
基本的な止める・運ぶ・蹴るについては、徐々にプレッシャーを増やしながら、適切なタッチや上半身の使い方を習慣化していきます。
オフザボールでの判断にむけては、見るものを徐々に増やしていく(相手・味方・スペース✕距離)。その結果として、複数の選択肢、プレー判断できるシーン、を増やしていく。
なお、判断の定石といった部分も練習はするが、判断の良し悪しよりも、判断していること、選択肢を持てたことを最優先に指導をしていく。
チーム戦術については、逆サイドのポジショニング(ボールにより過ぎないこと)、逆サイドへの展開を意識してピッチを広く使うことを目指す。
計画の実施にあたって注意すること
学年やサッカー経験も幅広いため、計画の実施にあたっては、計画をベースとしながら、MTMや一人ひとりの状況に応じてコーチングしていきます。特に計画に入っていない「やらないこと」を混在させないよう注意しようとおもいます。
期間ごとの活動計画
〜5月:リーグ戦開始まで
個人技術:
比較的プレッシャーの少ない中で、基本的な止める・運ぶ・蹴る時のボールタッチ(ボールのどこを、足のどこで)ができ、それを習慣にする1vs1で相手がミスをするまで、ねばる守備をする。
個人戦術:
オフザボールで近くの相手選手を見て動ける(攻撃=相手を外す、守備=インナーライン・距離)オンザボールでは、相手選手を引き出すなど、駆け引きが楽しめるようになる(特に同学年や同レベル同士ではできるように)
チーム戦術:
ボディシェイプを意識した逆サイドへの展開が選択肢の1つとなる5月〜9月:新人戦(現3年生招集)まで
個人技術:
プレッシャーがある中でも、周囲のサポートを得ながら、ボールを扱う。相手選手の位置や自分の範囲を維持するため、上半身を使う。ボールを遠くに置く。(フィジカルコンタクトに慣れる)守備ではパスカットできる距離が分かり、意図を持ってチャレンジできる。
個人戦術:
オフザボールで、近くの相手選手周辺のスペースと少し遠くにいる味方を見て動ける。(攻撃=広い場所で受ける、守備=サポートの動き)
チーム戦術:
逆サイドのポジショニングとラインの上げ下げ9月〜11月:U10選手権、リーグ戦終了まで
ここまでの問題確認、課題設定と対象の絞り込み。その解決に向けた短期的な取組みをします。ブログはじめました