よくスポーツ少年団とクラブチームの違いを聞かれます。わかりづらいですよね。
特にスポーツ少年団は、誤解があるかもしれません。
後悔のないよう、それぞれの特性知って、チーム選びしましょう。
よく言われていること
「スポ少だから、親の負担が多い。」
「クラブチームだから、会費が高い。」
「スポ少だから、うちのチームは弱い。」
「クラブチームだから、指導者がいい。」
前半2つは、背景の誤解がありそうですが、事実としては、大体あっていると思います。
後半2つは、一概には言えないかな、と思います。
具体的に、見ていきましょう
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スポーツ少年団とは
簡単にいうと、
公益財団法人 日本スポーツ協会 日本スポーツ少年団に登録された団体(単位スポーツ少年団)公益法人に登録しており登録実務は、各市町村で行いますので、学校等の公益機関と調整しやすい、というメリットがあります。
具体的には、学校の校庭を借りたり学校で団員募集できたり等があります。
コロナウィルスの対応でも、市町村からスポ少として活動禁止の通達がありました。
何のためにあるかというと(理念は?)
- 一人でも多くの青少年にスポーツの歓びを提供する
- スポーツを通して青少年のこころとからだを育てる
- スポーツで人々をつなぎ、地域づくりに貢献する
どんな人で構成されるか
- 団員(参加する子ども)
- 指導者(認定員、認定育成員)
- 育成母集団
ここで、育成母集団という単語が出てきました。
下の図を見ると分かりやすいです。スポーツ少年団は保護者や地域住民の参加が前提の組織です。
主な役割として、役割分担によるスポーツ少年団の経営ともあります。
ハンドブック スポーツ少年団とは より引用 |
育成母集団という名称は、日本スポーツ少年団が独自に使用している名称ですが、単位団活動を支える “ 母体となる集団 ” という意味で、母親たちの集団ということではありません。
(中略)
したがって育成母集団は、子どもたちを財政面・労力面・精神面で支援するばかりでなく、地域に住むすべての大人自身もスポーツや文化活動を楽しむことができるシステムを地域に形成しようとする、極めて重要な意味と役割をもっているのです。
ハンドブック スポーツ少年団とは より引用
蛇足ですが、子どもたちを支えるのであって、コーチへのお茶当番は、主旨とは違うと思います。
クラブチームとは
多くは、任意団体、その他にNPO法人や一般社団法人、会社があると思われます。いずれにせよ、各団体や法人の設立趣旨に沿った運営がされていると思います。
保護者の関わり方や地元との関係、会費の設定、コーチへの報酬有無など、各チーム毎に決められていると思います。
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比較
ざっくり言えば、以下のとおり
スポーツ少年団は、子どもたちの活動する場を保護者や地域住民で提供するもので、お上も認知している。
クラブチームは、各チームの考えで設立・運営されている。
以下のような点で比較してみます。
保護者の関わり
スポーツ少年団
(保護者や地域住民が)団の運営を行う。運営には、子どもたちが気持ちよくプレーできるようにするための各種活動が含まれます。
クラブチーム
各チームのルールによる(多くはスポーツ少年団より関わりが少ない)
会費
スポーツ少年団
場所の確保、指導者もボランティア、といった点で原価が低い≒会費が安い
クラブチーム
場所の確保、指導者への報酬(ボランティアコーチも多いようですが)といった点で原価が高い≒会費が高い
指導者は基本的にボランティア。勉強している方も多い。
選手の多くは、活動している地域から集まる。(母体となる小学校など)
(理念どおり)サッカーに限らず、健全な育成にも気を配っている。
クラブチーム
指導者は一定の報酬があったり、保護者ボランティアだったり、さまざま。勉強している方も多い。
選手は広い地域から集まる/集める。
サッカー以外の育成に興味がないチームもある。
指導者の質・サッカーの強さ・サッカー以外
スポーツ少年団指導者は基本的にボランティア。勉強している方も多い。
選手の多くは、活動している地域から集まる。(母体となる小学校など)
(理念どおり)サッカーに限らず、健全な育成にも気を配っている。
クラブチーム
指導者は一定の報酬があったり、保護者ボランティアだったり、さまざま。勉強している方も多い。
選手は広い地域から集まる/集める。
サッカー以外の育成に興味がないチームもある。
いかがでしょうか。
どちらもメリット・デメリットがあります。特性を知った上で、子どものためのチーム選びをしていきましょう
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