4月を前に、新しくサッカーを始める子がふえてきました。
よく問合せを受けるボールについて、実用的な内容を整理していきます。
概要
チームやスクール、屋外での自主練習
結論は
全日本U12サッカー選手権大会の公式球(4号球 モルテンの5000)を軸に
- 経済性(納得できる価格か)
- どこで使うか
- 子どもが気に入ったデザインか
で決めればよいかと思います。
軸のポイントは、以下2点
- モルテンの3ランク(5000,4000,3000)の最上位
- 国内のアディダスボールはモルテンが販売(要はモルテンによるOEM)
少年サッカーで利用する4号球の多くが、アディダスとモルテンであるという実態があります。モルテンの3種類のランクを理解すると、モルテンが販売しているアディダスボールも大枠を理解することができます。
なお、アディダスのボールは、各大会向けにデザインされており、大会終了後には安いこともあります。
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自宅(屋内)でのボールフィーリング
家の中でもボールに慣れたい!! 少しでもうまくなりたい!! という方にお家の環境によりますが、
- 床を傷めたり物を倒したりを軽減する軽さ柔らかさ
- 上記の試合に利用するボールに近いもの
といった考慮をすると
4号球の軽量、クッション性の高いボールがおすすめです。
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なお、5号球は大枠変わりませんが、より品質の高いボールがあり事情が若干違います。
モルテン、3種類のランクとは
少年サッカーで利用する4号球は、モルテンのヴァンタッジオシリーズが品質面で3ランクに別れています。ヴァンタッジオは全日本U12サッカー選手権大会の公式球でもあります。5000
価格6,000円台〜4,000円台継ぎ目の無いアセンテック(サーマルボンディング)で水等を吸いにくい
表面の皮革も耐摩耗性が高く、撥水性もある
(最新モデルでは表面に凹凸加工があり、直進性などが向上している)
4000
5,000円台〜4,000円前後手縫いボールであり、どうしても吸水してしまう
表面の皮革は耐摩耗性があり、撥水性もある
3000
3,000円台以下手縫いボールであり、どうしても吸水してしまう
表面の皮革は通常のもので、クッション性も弱い
ヴァンタッジオ
5年ぶりに新しいモデルが発売され、旧モデルはお安くなっているようです。3種類のランクをそれぞれご紹介
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アディダスだとどうなるか
日本国内のアディダスのボールはモルテンが販売しています。アディダスのボールも上記の価格帯を参考にランク分けされていると考えてください。アディダスのボールはデザインが豊富で、色違いなどもあります。
大きな大会が終了したり、シーズンが終わると、次のモデルが登場するため、セールになったりします。
アディダスブランドボール
サーマルボンディングによるボール(5000相当)でもモデルや色によって価格に差があります。以下、同デザインの白と黄色は、色だけでなく表皮の処理に違いがあります。
デザインの違いはモデルの新旧の違いです。
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ボール選びを一から考えてみる
次からは、具体的にボール選びの要素を1つずつ見ていきます。(上記までの情報で足りる方は、以下は不要です)
どこで使うボールか
ボールを購入したら、どこで使う予定ですか。
チームやスクールではボールを準備しているところも多いです。
チームやスクール向けに準備する場合には、そこで購入条件を確認しておきましょう。それは最低限守って欲しい条件なので、それに加えて各ご家庭にあったものを選びましょう。
次に、利用する場所の地面はどんな場所でしょうか。
天然芝、人工芝、クレー(砂)、ウレタングランド、板の間、絨毯、あたりでしょうか。
特にクレーだと、表面の皮革の耐摩耗性も高いものがいいですね。
表面が傷んだボールはヘディングなども危険です。
また、屋内の板の間や絨毯では、柔らかいEVA素材やスポンジが、いいですね。
- チーム練習やサッカースクールで利用する
- 自主練習で利用する
- 家の中で遊びやボールに慣れるために利用する
チームやスクールではボールを準備しているところも多いです。
チームやスクール向けに準備する場合には、そこで購入条件を確認しておきましょう。それは最低限守って欲しい条件なので、それに加えて各ご家庭にあったものを選びましょう。
次に、利用する場所の地面はどんな場所でしょうか。
天然芝、人工芝、クレー(砂)、ウレタングランド、板の間、絨毯、あたりでしょうか。
特にクレーだと、表面の皮革の耐摩耗性も高いものがいいですね。
表面が傷んだボールはヘディングなども危険です。
また、屋内の板の間や絨毯では、柔らかいEVA素材やスポンジが、いいですね。
ボールの大きさと重さ
少年サッカー(小学生)では4号球を利用します。軽量4号はダメなのか
チームやスクールでは、試合と同じフィーリングを得るため、軽量4号を使うことは、あまり無いでしょう。軽量4号は個人的に使うようにしましょう。例えば、自宅(屋内)での個人練習、ボールに慣れるのにはいいでしょう。軽い分、当たってもダメージは少ないです。
大(5号球)は小(4号球)を兼ねるか
ボールの大きさは重さにも関係します。重たければ、蹴った時の足の負担が大きくなりケガにつながりますので、注意が必要です。5号球は中学生以上で、身体が完成してきている人が対象なので、注意してください。
もらったボールが5号球で、それを使って自主練するなどはやめましょう。ケガにつながります。注意しましょう。
小学1,2年生では3号球を利用することもあります。これは、日本サッカー協会の冊子で、小学1,2年生では3号球、又は軽量の4号球と記載している影響もあると思います。
もちろん、チームやスクールの指示があれば、それに従いましょう。
なお、幼児(小学校入学前)では3号球を利用します。
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検定球
チームやスクールといった集まってプレーするところでは、JFA検定マークのあるボールが必要でしょう。(大きさや重さをあわせるため)ただし、このマークは、検定時の話で耐久性などは別です。
JFAの検定とは
日本国内の試合で利用するサッカーボールにはJFAの検定マークが必要です。JFA検定マークは、重量、外周の大きさ、球形度、空気圧の損失、の規定をクリアしたものに付与されます。
知っておくと便利なこと
モルテンのwebカタログでは以下のような記述があり、アディダスブランドボールはモルテンが販売していることが分かります。
モルテンはアディダス社とのライセンス契約により、日本国内におけるアディダスブランドボールの販売を行なっておりますが、本カタログ上では掲載しておりません。サッカーボールの開発では、モルテンとアディダスは協力関係にあることからも、納得できます。
モルテン総合カタログ注意点
他メーカーはどうなのか
ナイキやプーマも、海外リーグの公式球や高校サッカー選手権の公式球を提供しています。
私見ですが、4号球については、バルブや縫製などに課題があるものが、多い印象です。
例えば、バルブの傷みが速い、日に当たると空気圧の関係で破裂する など
ボールのバルブ付近に記載されている空気圧で利用しましょう。空気圧計がない場合には、慣れている方に見てもらいましょう。
空気入れの針の刺し方
バルブを傷めると、空気が抜ける原因になります。潤滑剤や石鹸水を塗って針を刺しましょう。
私見ですが、4号球については、バルブや縫製などに課題があるものが、多い印象です。
例えば、バルブの傷みが速い、日に当たると空気圧の関係で破裂する など
ボールの利用や保管上の注意点
空気圧の管理ボールのバルブ付近に記載されている空気圧で利用しましょう。空気圧計がない場合には、慣れている方に見てもらいましょう。
空気入れの針の刺し方
バルブを傷めると、空気が抜ける原因になります。潤滑剤や石鹸水を塗って針を刺しましょう。
(周囲に無い時、私は針を舐めてから刺しています。)
保管場所は温度に注意
直射日光の当たる場所や社内でボールを保管するのは止めましょう。空気圧が上昇しボールの大きさが変わったり、内部からチューブが出てきたりします。ひどい場合には破裂します。
保管場所は温度に注意
直射日光の当たる場所や社内でボールを保管するのは止めましょう。空気圧が上昇しボールの大きさが変わったり、内部からチューブが出てきたりします。ひどい場合には破裂します。
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