実践記事:ワンツーの動きの理解が進んだから、たくさん体感しよう

2020/03/04

チーム活動

t f B! P L


2020年2月末、コロナウィルスの影響で活動禁止となりました。
所属しているスポーツ少年団では、春休み終了まで活動禁止の通達!


今回は、その通達前の実践記事です。







2020年2月4週目
小学校低学年を対象としたトレーニングの実践記事


主なテーマにしている「相手をみる」に関連して、ワンツー(動いて受ける、パス&ゴー)を実施。最後は相手をつけて実施するところまで。ポイントは以下2点


  • パスを出した後も動く
  • 味方は動く先にボールを出す

結果、動いてボールを受ける



トレーニングの流れと実際のメニュー以下のとおり
(ワンツーは最後に実施)


①コーディネーション&ボールタッチ

コーディネーション

コーディネーションを多めに入れています。今回は基本的な立ち方(後ろ体重しない)を意識付けるためにスキップやケンケンを多めに入れています。


  • 腕を回しながらサイドステップ両側
  • スキップ、後向きスキップ ジグザグ(5m間隔)
  • ケンケン、後向きケンケン ジグザグ(5m間隔)
  • ケンケンパ、後向きケンケンパ
  • パワーポジションでのサイドステップ ジグザグ(5m間隔)
など

ボールタッチ

ボールに慣れるためのボールタッチ系の練習も継続中。こちらも難易度を低めにボリュームは多めにトレーニングしています。


  • リフティング   合計50回
  • (終わった子を対象に、3回に1回 頭より高いリフティング)
  • 蹴り上げワンバン 合計50回
  • その場でタップ、プルプッシュ

など




ドリブル&フェイント

タッチの強弱を求める練習
  • ドリブル
  • ドリブル(細かいタッチから大きく押し出し、決まった場所で止める)
  • ドリブル(決まった距離を決まったタッチ回数で)
  • カットドリブル(アウト2回イン1回 アウト1回イン2回)
など



縦に抜けるフェイント
  • ストップ&ゴー(止めてインステップで押し出す)
  • ウェーブ(止めるふりだけ)
  • ステップ&ゴー(止めて、止めた逆足で押し出す)
最後は低学年には少し難しいものをチャレンジ向けに少しだけ



子どもたちへ

ケンケンやスキップのリズム感や前体重も上手になってきました。試合中の何気ない時にも自然とできるように、繰り返しやっていこう。

ドリブルの押し出しの強弱は、全力でやって、試合でも速いかっこいいプレーを目指そう!






②ドリブル&パス

練習メニュー

ルックアップできるよう継続中




上記のメニューを少しアレンジして実施


ドリブル

  • 中央エリアに入ったら、空いている場所(3箇所のどれか)へドリブル移動
  • コーンや誰かと当たったら、その場でタップ6回
  • 一定時間内の回数で簡単な競争



パス
同じく少し応用して実施

  • ボールを4つ(マーカー毎の先頭に1つ)に変更。
  • 中央エリアまでドリブル
  • 残り3箇所にいる人のうち準備できている人へパス(並び順関係なしに誰に出してもOK)


主な声がけ

「よく空いているところ見てた」

「ナイスタッチ」

「よく緩急つけた」

「ボールを追いかけている子がいるよ。ボールと一緒に動こう。」

「パスを受ける準備しておこう」

子どもたちへ

ドリブルではルックアップしている姿が少しずつ見えてきました。
けれど、まだ周りと当たってしまう子も多いね。ボールと一緒に動くこと、スペースあるなら少し強く押し出すなど、練習していこう。
回数で競争したけど、回数の大小だけでなく、回数が増えるよう頑張った子も聞いていきます。


パスは、中央エリアでキョロキョロ止まっている子が多かったね。
周りの子も、自然と呼んでいてすごいね。

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②パス&ゴー

練習メニュー

前回までの練習で2vs1のワンツーを始めましたが、現象があまり発生しませんでした。

しかし、動きを見るかぎり理解は進んでいると感じたので、壁役を固定し以下の点にフォーカスして成功体験が増えるよう練習。

  • パスの後に動くこと
  • スペースへパスすること
  • 動きながら受けること





途中、子どもたちから 「パスの距離が近い子がいるから、なんとかしたい!」声が
そこで、簡単に半分のエリア分けをして、隣のエリアの人にパスするようルール追加。


相手選手をつけて、パスカットされない距離、パスできないなら他の壁役を使う、まで体感。

主な声がけ

「いいよー、ぎりぎり追いつくパスを出してあげよう」

「よくスペースで受けたね。手で合図したから伝わったね。」

「壁役の人がボーッとしてると、パス出せないよー。3人いるから、意識しよー」


KPT

KEEP:よかったので継続

スペースに出す、動いて受けるが体感できたこと

PROBLEM:わるかったので改善

メンバーの入れ替わりが分かりづらく、時間がかかってしまったこと
特に守備役を入れてから、攻守の交代なのか、壁役の交代なのかが、分かりやすく伝えられなかった。

TRY:次に取り組むこと

役割をビブスの色で分けるなど、工夫する。(3色+ビブス無かな。。)

子どもたちへ

年長の子も、基本的な動きを理解(質問に答えてくれた!)していて、驚いたのと、うれしかったよ

強いパスを出せるよう、並行して練習しよう





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自己紹介

1975年生まれ。2014年からサッカーコーチ活動を開始。ボランティアでスポーツ少年団にて活動中。
息子3人サッカー選手。それぞれ、スポーツ少年団、部活、クラブチーム、サッカースクールで活動。サッカー選手の保護者の目、サッカーコーチの目で子どもたちや息子の成長を見ています。

指導者D 級ライセンス
審判4級ライセンス
スポーツ少年団認定員

関係ないけど
経済産業大臣登録 中小企業診断士
ネットワークスペシャリスト
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