コロナ第6波を受けて振り返り〜プレー目的・戦術 2021年〜

2022/02/11

チーム活動 考え方 練習メニュー

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コロナ第6波を受けて活動休止

私の地域では、2022年1月下旬から活動休止となりました。
2021年と同様に、3月まで活動休止になってしまうかもしれません。

そこで、11月から実質的に始動したU9の状況について整理しておきます。

今年のU10に帯同していた選手もおり、技術的な差や動機づけの面でも差がある状況です。(ジュニアあるある)

そんな状況ですが、11月12月の活動状況を整理しました。
今回は、戦術面でもグループ・個人戦術。特に、いつ・どこで・どのように といった点を整理して個人戦術を活かせるように指導しています。



プレー目的・戦術

2021年11月

①2人でかんたんに前進する



目的は前進です。

前進のために、「壁パス(グループ戦術)」をテーマとします。U9で、まだまだ自分と相手しか認知していないため、味方とプレーする ということを目標とします。

壁パスを実現するために2つの個人戦術を使います。

1つ目は、「ひきつける(個人戦術)」です。これはボール保持者が使います。
使うタイミングは、1vs1になる前ということで指導しました。自分と相手だけにならないように、ということです。

2つ目は、「サポート(個人戦術)」です。これは味方選手が使います。
使う場所は、味方の前・幅をとった場所です。そうすれば、相手がすぐにきません。
どう使うかの判断として、味方が1vs1になってしまって、困っていたら(下を向いてしまっていたら)、前に拘らず、後ろまで下がります。


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2021年12月

②いいところに動いて前進する



ここでも、目的は前進です。
練習メニュー内にシュートが入っていて問題ないです。ただし、コーチングはシュートの良し悪しではなく、前進に対してフォーカスします。

前進のために、「壁パス(グループ戦術)」を使います。壁パスの大事な要素として、パスを出した後に、相手選手の後ろを通る ということがあります。

個人戦術は、ここでも2つです。

1つ目。ボール保持者は、「ひきつける(個人戦術)」を使います。
使うタイミングは、11月までと違って、相手が向かってきたら とします。1vs1にならないという点については、理解が進んできているためです。(実際は1vs1になってしまう場面も多々あります。)
さらに判断するタイミングを早めるため、相手を見て・向かってきたらというようにしています。

2つ目。オフの選手が行う「サポート(個人戦術)」です。

まずは、どこでサポートするのか?のコーチングを整理。
オフの選手は、相手選手の後ろからスタートしています。そのため、まずは相手の後ろから外れる場所へ移動します。さらに相手がすぐに来ないよう、幅をとります。

次に、どうサポートするのか?をコーチング。
下りる形で動きますので、身体の向きを導入します。つまり、攻撃方向とボールを見られるように身体の向きを作ります。いくつかのポイントがありますが、分かりやすくおヘソを横向きという説明もあります。
準備を遅れがちな選手には、サイドステップさせることで、身体の向きを作ること、ボールを受ける準備の両方ができるようになります。
さらにボールから遠い足で受けることも指導します。(壁パス自体はツータッチでさせます。ワンタッチパスはまだまだ難しいため)


③連動して前進する



もともU10に帯同している選手も複数います。
そのため、あわせて「3人目の動き(グループ戦術)」もトレーニング。

前進を目的にしています。練習の中ではシュートをさせていますが、フォーカスは3人目まで使って前進することです。

前進のために「3人目の動き[第3の動き](グループ戦術)」を使います。3人目の動きでは、パス[出し手・受け手]の次のことを考える必要があります。
ここでは、自分が(パスを)もらえなかったら、次どうするか? ということを考えさせます。

3人目の動きを実現するため、3つの個人戦術を使います。

1つ目。ひきつける。
引き続き、相手が自分に(2,3歩)向かってきたらが基準です。

2つ目。サポート。
相手の後ろにならない、ボールが見える場所で行います。どうやるか、は引き続き身体の向きを意識。方向が定まっていないため、味方とボールが見える向きとし、サイドステップをうまく使うよう指導します。

3つ目。スペースを使う。
3人目が入り込む場所として、スペースを使うことを意識します。3人目の動きとしては、日本型?ですね。(他には、2人目にパスを入れられない(マークされている)時に3人目を経由して、前向きで2人目が受ける、のもありますね)

ここでは、パスが入ったコーンの逆側(ボールの動きとは離れる形)を使うように指導します。さらに、タイミングとしては、2人目へのパスをみて動き出せるように指導します。(「あぁ、パスがでたなぁ」とならないように)




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自己紹介

1975年生まれ。2014年からサッカーコーチ活動を開始。ボランティアでスポーツ少年団にて活動中。
息子3人サッカー選手。それぞれ、スポーツ少年団、部活、クラブチーム、サッカースクールで活動。サッカー選手の保護者の目、サッカーコーチの目で子どもたちや息子の成長を見ています。

指導者D 級ライセンス
審判4級ライセンス
スポーツ少年団認定員

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経済産業大臣登録 中小企業診断士
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