前回の記事で、サッカー再開にむけて各所の情報を整理しました。
前回の主な参照先
スポーツ庁:スポーツ・運動の留意点と例スポーツ庁:スポーツ関連のガイドライン(社会施設、各種団体へのリンク)
Jリーグ:ガイドライン案
今回は、前後して、発信されている内容についても、整理していきます。実際の再開に向けて、具体的な情報がでてきました。
今回の主な参照先
日本サッカー協会・技術委員会
トレーニング活動再開に向けた留意点(2020/5/17)日本サッカー協会・フィジカルフィットネスプロジェクト
指導者・保護者のみなさまへ(2020/5/18)サッカー活動再開に向けたフィジカルガイドライン(育成年代向け)(2020/5/22)
地域サッカー協会
各地域のサッカー協会のうち、比較的情報が充実している地域サッカー協会のページを紹介します。宮城県サッカー協会
チーム活動・事業・フットボールセンターの対応(2020/5/20)
- MFA作成 新型コロナウイルス感染症を考慮したサッカー活動
- MFA作成 各種チェックリスト
- チーム活動再開チェックリスト(指導者用)
- チーム活動再開チェックリスト(選手用)
- 健康チェックカード
三重県サッカー協会
【提言】三重県サッカー協会における新型コロナウイルス感染症対策(2020/5/15)【提言②】三重県サッカー協会における新型コロナウイルス感染症対策(2020/5/15)
【情報提供】部活動自粛解除後の練習でケガをしないために(2020/5/19)
福岡県サッカー協会
【緊急事態宣言の解除】に伴いサッカー活動の再開に向けて(2020/5/20)
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再開に向けた留意事項の要点
新型コロナウィルス対策だけでなく、長期の練習自粛に伴う体力低下を配慮した練習を促す内容となっています。要点は以下のとおり。新型コロナウィルス対策
前回記事を参照
今後の季節を考慮した適切な水分補給
体力低下や外遊びの減少など踏まえ、例年以上に注意し、こまめに水分補給しましょう。
子どもたちの体力低下をふまえた活動
体重の増など、低下している体力は全面に及ぶ。その中でも以下2点が際立っている。
- 持久力の低下が最も大きい(ダッシュやターンを繰り返せる持久力)
- 筋力の低下(ダッシュやターンなどの筋力)
そのため、トレーニングの量・強度・要素の種類への配慮が必要。具体的には以下のような点を注意する。
- 量・負荷とも、低めから始める、焦らない(例では4週間程度で徐々に高める)
- 特に練習再開後は、ケガが多発しやすい
- 具体的には、ボールワーク系を多め・ゲーム系(鬼ごっこ含)少なめ から始め、徐々にゲーム系を増やしていく
- 体重の変化についても配慮する(体調管理とあわせて情報収集する)
- 現状(体力低下)を踏まえた、PDCAを考え、進める
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その他の実践状況の確認
練習再開の様子などの現状から見えたことを整理しました。Jリーグ所属の各チーム
緊急事態宣言が解除された地域のJリーグの各チームについて、多くが練習再開したようです。基本的に非公開ですが、地域の新聞社や各チームが掲載している情報(YouTubeなど)をみると、以下のような点がみえてきました。相違点については、判断のむつかしい点があるのかと思いました。
共通点
- 10人程度にグループ分けして練習している
- 飲料水の共用禁止、ハウスでの動線配慮をしている
- フィールドでのミーティングでも、ソーシャルディスタンスをとっている
- ランニングなどでの位置取り(まっすぐ縦に並ばない)
- ハイタッチなど、喜びの表現の変更
相違点
- とりかごなど、軽い接触プレーの有無
- スタッフ(フィールド内外)のマスク着用有無
サッカースクール
4種、3種年代を中心に、グローバルに展開しているサッカースクールの状況を確認しました。(このスクールはヘッドギア着用、ゴールポストへのクッション適用など、安全面への配慮をしているスクールです)- 事前の体調確認
- 手拭き専用タオル持参・利用
- 選手の
練習中のマスク着用(2020年5月25日現在、任意で着用) - ゲームを含む接触プレーの除外
6月を前に練習再開しているチームもあるかと思います。子どもたちの健やかな成長のため、頑張っていきましょう。
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